【ご報告】区役所のウォーキングイベントに参加してきました!

実は先日、鶴見区役所の福祉健康課主催によるウォーキングイベントにナビゲーターとガイド役という大役を務めさせていただきました。

鶴見百景の会と福祉健康課とのタッグが意外な取り合わせかと思われるかもしれませんが、そもそもこのイベント企画が鶴見百景の会にオファーがあったいきさつはと言えば、多くの区民の皆さんが街歩きを楽しむようになって歩く機会が増えるようににれば、それがそのまま健康増進に役立つからと言った狙いがあったようです。街歩きを楽しみながら、知らず知らずうちに歩く習慣が続くようになれば、そのことが長い目で見て自然のうちに健康増進につながると言うコンセプトはなかなかのものがあると感心して、この要請を喜んで引き受けることとなりました。

10時に区役所の玄関に集合。概略の説明があった後、早速出発しました。参加者は区役所福祉課の呼びかけが奏功して、区役所の職員及び私たちスタッフ含め総勢40名と言う大所帯となりました。区役所を後に旧東海道を通りながら、鶴見駅の近くで昔からのお馴染みのお茶屋さんを紹介。やがて駅付近で旧東海道を別れて東海道線や京浜東北線等が走行する線路の跨線橋を渡って總持寺の手前に出てきました。かつてそこには本山駅と言う駅舎があったことについて説明があり、辺りを散策して、いよいよ總持寺内へと入っていきました。山門に収められた仁王像の紹介を受けながら境内へと進み、鶴見百景の会お勧めのスポットである東京スカイツリーの見える場所までやってきました。ただ残念なことに雲が垂れ込んでいたため目視する事ができませんでした。ナビゲータとガイド役を務めたスタッフは「今朝訪ねてきたときには、きれいに見えていたんですよ。残念なことに今は見ることが叶いませんが、これから機会があったら、この場所から覗いてスカイツリーがあることを確認していただければ嬉しいです」と述べていました。

さらに境内を回りながら、有名人のお墓をいくつか尋ねていきました。アントニオ猪木の墓を始め、石原裕次郎さんや浅野宗一郎さんのお墓をお参りした後、次の目的地である花月園公園へと向かいました。總持寺の境内を抜けて、街中を歩いて約数分で目的地に到着しましたが、こんなに總持寺と花月園公演とが近い距離にあることに意外感を覚えました。現地に到着するや目の前にはつばさ大橋やベイブリッジを始め、東電の二本の煙突やみなとみらいのビル群がパノラマのように広がっていて、そんな見事な景観が疲れた私たちの心を癒してくれました。

鶴見区役所を出発して目的地に到着したのは予定通りの11時半ぴったり!自画自賛のようで恐縮なのですが名ナビゲータのよろしきを得たということでしようか。歩行した距離は4.5キロ、歩数はほぼ7000歩と言うウォーキングイベントとなりました。

このイベントを通して2つのことを思いました。まず1つはこのイベントで参加した人たちが、鶴見区の街そのものに対する見方が変わったらいいなぁということです。日ごろから街の景色を見ていても、いつも見慣れている風景ですので、当たり前のこととして見過ごしてしまうことが少なくありませんが、こちらのものの見方をちゃっと変えてみたことで同じ風景であっても、以前とは違っているかのように見えてくることが少なくありません。そのように見慣れた景色でもちょっと視点を変えてみることで、新しい発見につながつてくるようなそんなものの見方が今回の参加者の中に1人でもできるようになったらいいなぁということです。

それからもう一つ。冒頭に述べましたように、街歩きを楽しむことがそのまま区民の皆さんの健康づくりに役立つようになってほしいということです。とかく健康づくり!と言うことになったら、やっぱり運動かよ!そんなことは言われなくともわかっているさ!と言うような気持ちがなったりしたら、運動すること自体が負担に感じて長続きしないだろうと思います。その点、街の景色を楽しみながら街歩きが続けられるようになったら、知らず知らずのうちに歩くという運動が継続することにつながり、そのことによって健康づくりが定着することになるとしたら、こんな素晴らしい事はないだろうと思います。運動することが長続きできる秘訣もそんなところにはあるのではないでしょうか。

そんな2つのさやかな願いを込めてのウォーキングイベントが終了しました。これからも鶴見百景の会としてこうした形で区民の皆さんにお役に立つ働きができるのであれば、喜んでそうしたお手伝いをさせていただきたいと願っています。